てぃーぶれいく ときどき ごはん、わりとC++☆

USAGI.NETWORKのなかのひとのブログ。主に茶話。

Nespresso: ALMOND CAKE FRAVOURED

今回はノルディックシリーズ3種類のうちメモを残すのは3つめ、アーモンド・ケーキ・フレイヴァードです。メモを残した1つめの NORDIC BLACK は普段用にお気に入り、2つめのクラウドベリーは芳香剤としてはともかくコーヒーとして香りを合体させてしまった事にはやや疑問の流れ、そして今回のアーモンド・ケーキ・フレイバードです。

淹れはじめと同時にカップへ注がれるエスプレッソからそれがオリジナルのコーヒーの香りだったとしても違和感を感じないよい香りがします。アーモンド・ケーキの香りはコーヒーの持つ本来の香り、それから味とも相性がよいように思います。このような香りが着香でなくとも漂うコーヒーが世界のどこかにはあるような気がします。液体からは明確にやや強めのロースト感と酸味を感じます。飲み込んで、それから一呼吸おいたくらいでアーモンド・ケーキの香りが喉の奥から帰ってきて、しばらく口を包んだままになります。良くも悪くも着香らしい香りの強度と継続的な香りの変化の無さがあります。

おしゃれ用に、一杯これを淹れて、小さなコーヒー・ブレイクのパーティーの始まりを楽しむエスプレッソとして、話題として、そのようなシーンによいように思います。連続でこれをごくごくと飲むのは特性上勿体ないかもしれません。2杯目からは別のノン・フレーバードのコーヒーを楽しむのが良いように思います。その前に着香成分が消える程度の間を置いてから。

クラウドベリーが難しいポッドだったので少し心配していましたが、フレーバード・コーヒーというカテゴリーの存在が許される世界でなら、これは1つの良い位置を獲得できるかもしれません。ただ、私は紅茶もフレーバードは比較的少ないごく一部のブレンドを除きあまり積極的に楽しむ事はありませんし、どうやらコーヒーについてもそれは同様になりそうです。こういうのも、あっても楽しいとは思いますが、私にはフレーバード・コーヒーよりもより高い需要の "コーヒー" がよりたくさん存在しそうに思います。