台湾製、牙白無地の蓋椀 @ HOJO
けっこうでっかい、ちょっとプロ茶人感を醸し出すサイズの蓋椀。"アチチ"とならないように注意して使えばとても便利。人生で通算4器目の蓋椀。1器目=3器目として普段使っていたルピシアのトールな見た目の蓋椀よりもさらにちょこっと大容量。ずんぐりスタイルの安定感のあるボディーです。
購入店のHOJOの表示では容量の表示は 200ml となっていますが、使う前に実験的に計測してみました。空の器でゼロリセットした精度 0.5 g のキッチン用の重量計で器に水を入れた種々の状態で重量を測定し、水 1.0 g あたり 1.0 ml として換算してまとめています。
もの | 内容部を入れる程度 | 容量 ml (実験値) |
---|---|---|
台湾牙白蓋椀(表示200ml) | 茶碗として限界ギリギリ | 209.0 |
台湾牙白蓋椀(表示200ml) | 蓋の裾まで | 153.5 |
台湾牙白蓋椀(表示200ml) | 実用上安全と思われる | 120.0 |
参考となる比較値もいくつか実験してみました。
もの | 内容部を入れる程度 | 容量 ml (実験値) |
---|---|---|
ルピシアの蓋椀 | 茶碗の縁まで満水(実用不能) | 187.5 |
ルピシアの蓋椀 | 蓋の裾まで(ギリギリ入れすぎ) | 144.0 |
ルピシアの蓋椀 | 実用上安全と思われる | 123.0 |
奇古堂の小さな茶壷 | 満水に蓋をした状態(実用状態) | 69.5 |
ガラス二重茶杯(表示50ml) | 蓋の裾まで(ギリギリ入れすぎ) | 52.0 |
ガラス二重茶杯(表示50ml) | 実用上安全と思われる | 27.0 |
レイエス RDS-004(表示200ml) | 蓋の裾まで(ギリギリ入れすぎ) | 201.0 |
レイエス RDS-004(表示200ml) | 実用上安全と思われる | 129.0 |
IWAKI トールビーカー(表示200ml) | 口から溢れる直前(入れすぎ) | 273.0 |
IWAKI トールビーカー(表示200ml) | 目安表示200mlまで | 197.5 |
石川のお土産店で購入した無名の茶椀 | 蓋の裾まで(ギリギリ入れすぎ) | 358.5 |
石川のお土産店で購入した無名の茶椀 | 実用上安全と思われる | 233.0 |
ルピシアの紅茶用まんまるティーポット | 内蓋のラインまで(入れすぎ) | 525.0 |
ルピシアの紅茶用まんまるティーポット | 実用上安全と思われる | 464.5 |
↑ルピシアの蓋椀
↑台湾の奇古堂の小さな茶壷
↑ガラス二重茶杯(表示50ml)
↑レイエス RDS-004(表示200ml)
↑IWAKI トールビーカー(表示200ml)
↑石川のお土産店で購入した無名の茶椀
↑ルピシアの紅茶用まんまるティーポット
他の茶器、聞香杯についてはまたそのうち気が向いたら実験しようかと思います。
今回購入した台湾牙白の蓋椀は熱湯で使うとそのまま飲むには大きいので、簡易式の茶壷代わりに手軽にお茶を煎れるのに使う事が多くなりそうです。ずんぐりタイプ(伝統タイプ)の大型蓋椀は気をつけて扱わないと縁まで熱くなってやや危ないのですが、わかって使う分には、毎日お茶をごくごく呑んだくれる人にとって愛用のサイズとなりそうです。茶碗としてもよく使うレイエスのRDS-004と容量的に相性が良いのも嬉しいですね。
もちろん、蓋椀なのでそのまま蓋をずらして頂いても良いのですが、その場合は茶葉の量は容量200ml分ではなく、やや薄めに意識して調整すると扱いが良いかもしれません。容量が多いので茶碗として冷めにくいので、煎れる適温から飲む適温への遷移が遅くなると考えられます。また、この容量の熱いお茶を一気飲みするわけでなければ容量のため煎出時間も後半長めとなるでしょう。そんなわけで、やや薄めに意識しつつ、後半濃くなればお湯を継ぎ足して使うのなら、これ1つでお茶を楽しむのもまあ、なんとかなるかもしれません。ただ、やはり基本は150mlから200ml程度を受けられる茶杯へ移す簡易茶壷代わりとしての使い方が良いと思います。
牙白無地、いいですねヽ(´ー`)ノ